日常生活と作品
日常生活と作品
何か特別な事ではなく、一瞬のひらめきというか思いつき。
それを作品として強引に成立させようとするのだから
日常生活の作品なのかもしれない。
水色にはこんな意味があって赤色にはこんな逸話がある。
なんて、ロマンチックな背景は持合わせていない。
合理的な制作方法の末に、詩の無い無機質な物体を作り
表面はペダンチックないやらしさを剥ぎ取って
何も無い事を強調しているだけに過ぎないのかもしれない…
冬の時期、あっという間に一日が過ぎて
何も出来ずに淡々と、日々を消化しているだけではないかと
考えてしまって少し不安になっています。
実際にはそれなりに動いているのですが。
壁にかけた自分の作品を見て
ふと今の自分の気持ちと、その作品の性質が
まるで予期された物の様な感覚に
なったので記してみました。
淡々と日常をおくる絵画なのかもしれません。