石田貴裕 アート制作journal

岩手で絵画制作しています。作品紹介と日々の出来事を綴って行きます。

習慣

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所謂前段階とか下準備というのが苦手だ。

思い付いた瞬間に後先考えず飛びついた事が幾らでもある。

だから満ち潮で来た道が沈んでしまい、引き返せなくて困惑する事もしばしばある。

こんな事ばかりでは困るので、そろそろ抜け出したいと常日頃思っている。

先述の下準備というのをまず意識的に行ってみる。

これをするには何が必要で、どんな手順を踏めばいいのかちゃんとハッキリしておく、といった次第だ。

未だここら辺が習慣化していないので違和感は相当ある。

怠惰にとって磁石の反発の様にくっ付きはしない。そこで磁力が弱まって行くのをただひたすら待つ様な感じだ。

多分こんな事を考えているうちはまだ難しいであろう。

 

ユリイカ

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orange peel 3

oil on canvas

(H)455x(W)380x(D)70mm

2016

 

 

ユリイカ

Eureka

何も見えない、その瞬間から点の光が

どこまでも広がって行く様な感情。

思い描いていた事が実現した事より、初めて見たり触れたりするものにこの感情は多い。

そうなると世界にはどれだけその感情の種が転がっていることか、想像しただけで希望が湧いて来る。

しかし、そうなかなか見つかりはしない。

見えていても感じられないのかもしれない。

感情は時間と空間を超えてやってくる。いつでも降り注いで来る。

その瞬間を待ち続け、掴み取る事の繰り返しで日々を過ごして行く。

ASHIATO

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the water's edge

oil on canvas

(H)529x(W)455x(D)70mm

2016

 

ASHIATO

昨日からの降雪ですっかり真冬の景色に戻ってしまった。

外を歩くと未だ誰も足跡を付けてない道がずっと続いていたが

しばらく歩いた先の歩道へ出ると、とある足跡があった。

自分より一回り小さな足跡と、点々と細かな丸い跡が並んで

ついている。

おそらくお婆さんと犬の散歩の足跡だと想像していたが、

途中で犬の足跡が途切れてるのに気がついた。

人の足跡はまだ続いているのだが

いったいどこへ消えてしまったのだろう?

 

 

find for snowscape series No.11

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find for snowscape 11

Arches paper,Watercolour

(H)240x(W)265mm

2016

 

水彩画

水彩画で雪景色を描くとなると

雪の部分は紙の色を活かして制作します。

アルシュという水彩紙を使用していますが、

やや暖かい色の白でセピア調の雪景色が出来上がります。