find for snowscape series No.2
find for snowscape 2
Arches paper,Watercolour
(H)240x(W)265mm
2016
冬の林の中に突き進むと
一瞬方向感覚を見失う時があります。
あの瞬間に実世界と分離した空間の中に
取り残された様な気がします。
後ろを振り返ればそれほど距離を突き進んでいないので
すぐに方向感覚は取り戻せます。
find for snowscape series No.1
find for snowscape 1
Arches paper,Watercolour
(H)240x(W)265mm
2016
荒々しく立ち上がる杉の木と
滑らかに揺れ動く姿のブナの木。
どちらもよく見る樹木ですが
雪によって表層が平均的に保たれ
どこを切り取っても構成し易い状態になります。
そして光の具合で世界が一変する感覚を描きました。
find for snowscape series 紹介
find for snowscape 22
Arches paper,Watercolour
(H)240x(W)265mm
2016
雪景色を水彩画で表現した
find for snowscape seriesを紹介していきます。
昨年集中的に描き始め、計70数点を越える連作として制作しました。
早く仕上げられる水彩技法とうまく合致した作品群だと思います。
今年はまだ制作していませんが、
残雪を横目にしながら去年の情景を思い起こし
再び描き始める準備をしていきます。
歩く、歩く
歩く、歩く
今朝の天気は良く晴れていて、日差しも暖かかったが
絶えず山からの風が吹き、体感温度的にはとても寒かった。
雪に反射する日の光は一面をとても眩い光景に変え
青い山々とのコントラストの美しさが際立っていた。
日射しによって溶けた屋根の雪が雫となって
トタンに跳ね返る細やかなリズムをあちこちで聴く事ができた。
今朝外を歩いて見聞きし、感じた事はこの位です。
昨日と微妙な変化もあれば同時に大きく変わっていく状況を
把握する事で時間の感覚が統制される実感が持てます。
冬の時期、自発的に外に出る事は少ないので
新鮮な気持ちで一日を迎えられる習慣として
続けていきたいと思います。たぶん。
今まで作業場なり室内をウロウロとよく歩いていました。
歩く事で引き起こされる想像や、妄想の連鎖が心地良いと感じていました。
そして朝外歩くのはそれとは反対に、空っぽに近づく行為なのかもしれないと思っています。それも心地が良いのです。
外で見た風景や環境音そのままに、頭の中を一度其れ等で満たしていく事によって
とっ散らかった机の上を強制的に真っ新にしてく様な感じです。
また違う心地よさに日々を預けていきたいと思います。